2012年3月16日(金)、17日(土)

カンヌ映画館 les Arcadesにて日本の古典映画2作品の上映会

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シネ・オンヴォル協会が主催する日本の往年の映画2作品の上映会です。小津安二郎監督作品「秋刀魚の味」、溝口健二監督作品「山椒大夫」

上映会開場は Les Arcades 日本語オリジナル、フランス語字幕付き

2012年3月16日(金曜日)

GIF 秋刀魚(さんま)の味

- 上映開始20時 - 上映時間1時間55分

小津安二郎監督作品 白黒映画 (1963年遺作)

出演:笠 智衆、岩下志麻

平山周平は婚期を迎えた娘路子と暮らす初老のサラリーマン。酒の席で恩師が娘が嫁がないのは自分のせいだと嘆いた事で奮起し、自分の娘を結婚させようとする。 (引用 キネ旬報)

鑑賞後シネ・オンヴォルによる懇談会

2012年3月17日(土曜日)

JPEG 山椒大夫

- 上映開始:10時30分 - 上映時間2時間04分

溝口健二監督作品白黒ドラマ (1954年遺作) 

ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を獲得

出演:田中絹代

森鴎外の同名小説を、八尋不二と依田義賢が共同で脚色し、溝口健二がメガホンをとった文芸作品。特に美術と撮影はレベルが高く、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。美しいラストシーンは、ゴダールが「気狂いピエロ」において引用したことでも知られる。
 平安時代末期、農民を救うため将軍にたてついた平正氏が左遷された。妻の玉木、娘の安寿と息子の厨子王は越後を旅している途中、人買いにだまされ離ればなれになってしまう。玉木は佐渡に、安寿と厨子王は丹後の山椒大夫に奴隷として売られた。きょうだいはそれから十年もの間、奴隷としての生活を続けるが、ついに意を決して逃げ出すことにする。しかし追っ手に迫られ、安寿は厨子王を逃すため池に身を投げるのだった。 (引用 Allociné)